ラララ吉祥寺


私の思考はいたってシンプルだ。


子供ができたから産む。

二人の子供だから一緒に育てる。


組織に縛られない私達に、法的縛りなんて必要あるのかな?

木島さんと私の関係性がいつまでも良好で、二人が仲睦まじく歩んで行くのであれば、

二人の愛情がつつがなく子供に注がれて行くのであれば、

結婚してるかしていないかなんて些細な問題じゃないかと思うのです。

寧ろ、私は山本文子でいる方が居心地が良いし。

木島さんも、いつまでも一人の男として、私の大好きな木島龍之介としている方がかっこいいんじゃないかしら。

だって、私はここ、吉祥寺のこの家で、いつまでも楽しく、新しい誰かと交わって生きていきたいの。


大好きな木島さんと

愛しい我が子と

楽しい仲間と



ラララ吉祥寺


<Fin>

2014.01.08
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