ラララ吉祥寺


「木島さ……ん」

「文子、愛してる……」

求められる幸せと、受け入れる喜びと。

確かな今を実感して、私は快楽に身を委ねる。


これも神の意志。

生を与えらえた宿命。


あぁ、次の子が生まれる前に父に会いに行きたいな。

木島さんと私と紡の三人で。

うまくいけば、芽衣さんのとこと同学年だ。

一緒に仲良く学校に通うのかな。



いつも変わらぬ優しい温もりを隣りに感じて、私は心安らかに眠りについた。






2014.09.07.

番外編追記
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