†狼BOY×赤ずきんGIRL†

柚姫×信頼

柚姫Side

本当は学校に行きたくない…………

でも、私には直哉も皆もいる………


だから、少しだけ頑張ってみようかな。


昨日は久しぶりに寝ることが出来た。
直哉は不思議なパワーを持っている。私はなんだか暖かい気持ちになった。


『おはよう』


『柚!!!おはよう』


私が朝ちゃんと起きていることに家族全員が喜んでいる。

家族にもたくさん迷惑をかけたから、…………




私はゆっくりではあったが学校に行く準備をした。

鞄の中を見ると“永井直哉”と書いてある教科書と手紙が入っていた。
『柚姫へ
教科書はとりあえず俺のを使え。俺は大丈夫だから。明日は笑った顔で会おうな。
直哉。』
手紙にはこう書いてあった。
ピーンポーン。

直哉?!

私より早くお母さんが玄関に向かった。


そしてお母さんがほんのり涙を浮かべながらいった。


『みんな、来てくれてるわよ』


私は慌てて家を出た。

直哉『準備出来たか?』



若菜『おはよう、柚姫』




瑠季亜『皆で柚姫の分のノート作っておいたよ』



旭『柚ちゃんがいなくて淋しかった。』



竜樹『直哉がお前の事スゲー心配してたよ!!お前に惚れてんじゃね?』




直哉『なっ////余計な事言うな、竜樹。』


皆がいてくれる。
私は、すごく嬉しかった。

直哉が皆に事情を話してくれたようだ。






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