†狼BOY×赤ずきんGIRL†

皆も辛かったんだよね……


『グスン………うん。……大丈夫……』


私の目からは大量の涙が出てきた。


『グスン…今までどうりにはならないかもしれない……もう駄目かもしれないけど………また、仲良くしてくれない?』


皆も泣き出した。


『うん……仲良くしたい……』


私たちの間にはいじめがあったかもしれない、今までどうりにはいかないかもしれない………
でも私たちはそれを乗り越えてまた仲良くしたい……

『ありがとう、柚姫』


私たちは抱き合いながら泣いた。


『えへへ///』


『それより、永井くんと付き合ってるって本当なの?!』


美香は聞いてきた。

それか…………


『違うよ!!!私が勝手に好きなだけ』


そういえば、直哉はいつのまにか消えた。

きっと気使っていなくなってくれたんだよね………



『でも、なんか永井くん必死な感じだったよ?意外と両思いなんじゃない?』  

といい楓でニヤリと笑った。


『もう、からかわないでよぉ〜』


私たちは昔に戻ったように笑いあいながら話した。



< 103 / 285 >

この作品をシェア

pagetop