†狼BOY×赤ずきんGIRL†
皆も辛かったんだよね……
『グスン………うん。……大丈夫……』
私の目からは大量の涙が出てきた。
『グスン…今までどうりにはならないかもしれない……もう駄目かもしれないけど………また、仲良くしてくれない?』
皆も泣き出した。
『うん……仲良くしたい……』
私たちの間にはいじめがあったかもしれない、今までどうりにはいかないかもしれない………
でも私たちはそれを乗り越えてまた仲良くしたい……
『ありがとう、柚姫』
私たちは抱き合いながら泣いた。
『えへへ///』
『それより、永井くんと付き合ってるって本当なの?!』
美香は聞いてきた。
それか…………
『違うよ!!!私が勝手に好きなだけ』
そういえば、直哉はいつのまにか消えた。
きっと気使っていなくなってくれたんだよね………
『でも、なんか永井くん必死な感じだったよ?意外と両思いなんじゃない?』
といい楓でニヤリと笑った。
『もう、からかわないでよぉ〜』
私たちは昔に戻ったように笑いあいながら話した。