†狼BOY×赤ずきんGIRL†
『俺は、先行くから』
といい幸くんは行ってしまった。
『あの…………』
『ここにいるってことは、生徒会室行ってたの?』
久柳先輩がいった。
『はい。覗きました』
『そっかぁ。優しい人だったでしょ?』
宮野先輩。
『はい………』
『伯真は、俺たちにパーティーがあったら会議がないって嘘ついて自分で全部やって、』
『あの、百万円ってどっから出てるんですか?』
私は聞いた。
宮野『そこまで聞いたの?そのお金は伯ちゃんのポケットマネーだよ。生徒が困ってたら、自分にできる限りなんでもしてるよ、伯ちゃんは。』
氷室会長って凄いんだ……
皆、一度は先輩に助けられているらしい……
だから皆優しいって……
『伯真が優しいの分かっただろ?』
『はい。私、謝らないと!!』
『ちょっ!!今は行かない方がいいよ。あいつら2人だから。』
『へ?南條先輩って会長の事好きなんですか?』
『華恋も好きだけど伯真も好きだよ。両思いだよ。付き合ってないけど』
そうなんだ!!!
なんで付き合ってないんだろ?
久柳『あの2人両方素直じゃないから……それに、首筋………隠した方がいいよ//』
首筋?
『あぁ〜!!若菜ちゃんキスマークついてる!!』
えっ?!
私は慌てて手鏡で自分の首筋を見た。
ほんのり赤く唇の形にマークがついている……
恥ずかしッ///
宮野『いいなぁ〜!!秀ぅ〜!!愛にもつけて?』
へ?
もしかして……
『宮野先輩と久柳先輩って付き合ってるんですか?』
宮野『うん愛の事、愛美でいいよ、若菜ちゃん。』
久柳『お前が余計な事言うから、バレたじゃん』
宮野『ぶぅ〜』
私は新たな事実をたくさん知り、先輩たちと別れた。