†狼BOY×赤ずきんGIRL†

私はソファーに座った。

直哉くんは今日、用事あるらしく帰ってしまった。


『愛美先輩は、久柳先輩に愛されてますね』


『うん。愛されてる愛も、秀の事大好きだし』


『久柳先輩は、優しいですね。私の彼は、自分の事しか………考えていない気がして……』


『ふぅーん。愛はね、秀が秀からキスマークを付けてくれたら嬉しいけどなぁ……だって、キスマークって自分のものって印でしょ?だから、若菜ちゃんの彼氏は、若菜ちゃんの事大好きなんだね』


そんな事考えなかった……幸くんは、私の事好きだから付けてくれたのかな……


『愛美……。付けてやる。俺から』


久柳先輩は愛美先輩のボタンを少し開けて、鎖骨あたりにキスマークをつけた。

『……しゅ………ヒャ……』

『チュッ』


『えへへ。秀大好き!!』


この人たちは人前とか気にしないのだろうか……



『秀一///私たちの前でやめて下さい。』

南條先輩が言った。


『はいはい。』


なんか仕事してないけど大丈夫かな?


『出来た。このプリントを全校生に配る。』


会長。

1人で………


『会長、無理しないで下さい……私たちにも頼って下さい。会長が倒れちゃいます……』


私は会長に言った。


『サンキューな、相沢。その素直で優しい心を彼氏にも見せてやれ。』



『はい』



帰ってから謝ろ……

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