†狼BOY×赤ずきんGIRL†
竜樹Side

紙には好きな人と書いてあった。

直哉は固まっている。


俺はもちろん………


『黒澤さぁ〜ん!!』



俺は黒澤さんのいるB組のテントに向かって走った。


『はい』



『黒澤さんちょっと着て』


『ちょッ!!』



俺は黒澤さんの手をとき走った。




『紙…………何を借りるの?』



黒澤さんが聞いた。




言ったら貴方はどんな気持ちになりますか?
俺は貴方が好きです。
ずっと………



『……………世界で一番愛しい人!!!』



俺は小さくつぶやいた。

ちょっと言葉は違うけど意味は同じだろ?



『へぇ?なんて?』


黒澤さんには聞こえてないようだ。
ちょっと安心…………





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