†狼BOY×赤ずきんGIRL†

おばさんは目をウルウルさせながら、私を見た。

本当におばさんなのか?
めちゃめちゃ可愛いし……


『3日前くらいから、浩之さんが私を相手にしなくなったの……浩之さんは旦那なんだけど………。勝手にパリにいっちゃうし………私………捨てらちゃうのかしら………』



おばさんはそういい涙を流し始めた。

私はおばさんを抱きしめた。


『若菜ちゃん……』


『大丈夫ですよ……だっておばさんには優しい息子さんが、三人もいるんですもん。きっと、おじさんは、おばさんにしんどい思いをさせたくなかったんですよ………』


『ありがとう…………』


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