†狼BOY×赤ずきんGIRL†
幸斗Side


あいつがかなり遅い。
今日は女だけで話すって言って教室に残ってたけど、遅すぎる…………



『ただいま』


『遅い!!どこ寄ってたの?』


俺は、若菜に駆け寄った。

『ちょ、ちょっとお買い物?』


明らか動揺している若菜。嘘ついている……

絶対こいつ嘘つけないタイプだ。

『ふぅーん。俺、嘘つき嫌い……』


『そ、そうなんだ。わ、私も嘘つき嫌い……!!』


尋常じゃないくらい動揺している。

素直になれよ………


『だよな。素直な子のが好きだし。』



『うん』



なんなんだよ!!!
何、企んでんだよ!!





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