†狼BOY×赤ずきんGIRL†
『お〜い!!こら!!起きろ、若菜。』
『うぅ〜?……』
目を覚ますと幸が私の目の前に……
びっくりしたぁ……
私は、目的地まで寝てしまったようだ。
辺りはもう、夕焼けの赤さが覆っていた。
旭『じゃ、浴衣きよっか!!』
えっ、私持ってきてない……
瑠季亜『んな、急に言われても浴衣なんて持ってきてないし!!』
一同『うん』
旭『大丈夫!!皆の分の浴衣、用意してるから!!それに、別荘には浴衣を着せてくれる人がいるし。』
さ、さすが………
どこまでもすごい旭くん……
花音『あ、あのいんですか?//』
旭『もちろん!!』
花音の顔が赤くなる……
花音…………
竜樹『旭!!黒澤さん取るなぁ!!!!』
竜樹くんはそういい音に抱きついた。
てか、まだ“さん”づけ?
旭『はいはい。じゃあ、皆中に入ろうか』
若菜『どこにあるの?』
私がそういうと、幸と旭くんがキョトンとした顔でこちらを向く。
旭『クスクス。これだよ。若ちゃん。』
えっ!!!
これ???!!!!
私の目の前には、もう建造物レベルの建物が……
こんなの、別荘だと思わないよ!!
その後、皆にからかわれながら、中に入った。