†狼BOY×赤ずきんGIRL†
そう思うと少し口元がにやける。
『お前、何にやけてんの?きもい………』
うっ…………
『直哉、妬いてくれたんじゃないの?』
私は、直哉の目を見て話す。
『何自惚れしてんの?さっきまでむちゃくちゃ泣いてたくせに。』
『な、ないてないもん!!』
『泣いてたじゃん。てか、何で最近さけてんの?俺の事嫌いになったわけ?』
私が直哉を嫌う?………
そんな事あるわけないじゃん!!………
『そんな事ない!!!私、直哉が好き!!』
私は恥じらいもなく、大きな声で言った。