†狼BOY×赤ずきんGIRL†
『えっ…………』
私の頭の中は一気に真っ白になった。
私が旭くんを褒めたからそんな事言うの?………
やだ…………
『ごめん。私が旭くんを褒めたからでしょ?ごめんね、私……ごめん……』
私は竜樹くんに近づきながら言った。
でもただ謝る事しか出来なかった。
なぜ私は謝っているの?………
『ごめん。黒澤さんは何も悪くないから……。ただ、黒澤さんに俺はふさわしくないと思ったから……。』
竜樹くんは目を伏せながら言った。
何?ふさわしくないって……
意味分かんない……。
『なんで?ふさわしくないって何?私……竜樹くんが好きだよ?!それだけじゃダメなの?』
私は、声を荒げて言った。
だが返ってきた言葉は
『ごめん』