†狼BOY×赤ずきんGIRL†
『グスン………私は、永井くんの役に立ちたい…。私………永井くんの力になりたい……何でも話してほしい』



なんなんだ………
自分がおかしくなる……

なんか、不覚にもこいつには何でも話していい気がした。


『昔は、何でも話せて大切なダチだった。なのに……幸斗が泣いたあの日から……俺は、こいつの近くにいてやらないと駄目だと思った。恋心とかじゃないと思う………でも、俺が誰かと付き合ったらあいつが1人になるんじゃないかって………』


俺は、これ以上話せなかった………


ギュッ。
佐藤は俺を抱きしめた。

カッコ悪ッ//俺。

『いいと思うよ……』


『へぇ?』


『天道くんを卒業出来るまで、私が永井くんを守ってあげる!!いいえ、直哉を守ってやる!!』


ますます分からん……
いきなり呼び捨てかよ……

『柚姫……サンキューな!!守られてやるよ!!』


『ちなみに初めてましてじゃないから!!同じクラスだもん!!』


『あっそ』


『じゃあ、私帰るから!!バイバイキーン☆彡』



変なヤツ………





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