†狼BOY×赤ずきんGIRL†

花音は呼び捨てにされた事に驚いたのか少し頬を赤らめた。



『あ、あの…、何か私にご用ですか?』


顔を傾けて聞いてきた。


てか、まだ敬語だし



『う〜ん。単刀直入に言うね?…………俺と付き合って?』



俺は心にもない言葉を言った。


花音は大きな目をさらに大きくして俺を見た。


『だって、竜樹と別れたんだろ?じゃあいいじゃん。俺、そんな顔、悪くないだろ?』


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