†狼BOY×赤ずきんGIRL†
直哉Side


『泣き止めよ……てか、泣き止んでくれよ』


こいつ泣きすぎだし……
まぁ、俺が泣かしちまったようなもんだしな……
文句言えねぇーか。

『グスン……うぇーん……………』


『はぁ〜……何したら泣き止むの?何か飲む?』


『う゛う゛ん゛。いらにゃい……グスン……』


にゃいって…………


『じゃあ、彼女にして?』

上目遣い……


『無理。』


『言ってみただけだし……無理な事くらい分かってる……いつになったら直哉は振り向いてくれるんだろ……』


『振り向かないし。お前じゃ、俺様を振り向かせられねぇよ!!』


意地悪言ってやった。


『うぇーん……直哉……いつか私の事好きすぎてヤバイって言わせてやるもん!!』


『無理だから。俺、お前好きじゃないし!!』


『無理じゃないもん!!好きじゃなくても嫌いでもないでしょ?』


『まぁ、嫌いでもねぇ〜けど……』


『じゃあ、チャンスまだまだあるじゃん!!きゃー嬉しい!!』


『ウザイし!!泣きやんだと思ったら今度は騒ぐし……あんまりウザイとまた泣かすよ?』


といい、俺は柚姫の頬に触った。


『泣かせれるものなら泣かしてみろ!!でも、直哉が彼女にしてくれたら泣いてあげる』


意味わかんねぇし!!


『泣きやんだったら店戻るぞ?!皆、心配してる』


『うん』



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