†狼BOY×赤ずきんGIRL†
柚姫『おっはぁ〜!!』


朝からテンションが異常に高い柚姫。


『おはよう、柚姫。なんか良いことあったの?』



柚姫『わかるぅ〜?!直哉が私の事嫌いじゃないって!!』


『そっかぁ〜良かったね!!!』


柚姫はスキップをしている。



直哉『おはよう、若菜。……若菜って呼んで良かったんだよな?』


『うん。柚姫からメールもらったから。柚姫なんか楽しそうだね。』


私たちは食堂に向かって歩いている。


直哉『なんで朝からあんなにテンション高いんだよ………。てか、表に出しすぎだし。』

直哉くんは気づいてないんだね……柚姫は直哉くんが言った小さな事でも、あんなに喜ぶんだよ?………




“ドサッ”後ろに重い感触がした。



『直哉ぁ〜。若菜とんなよ……』

後ろをむくと、幸くんが私に抱きしめている。



直哉『とんないよ……』




柚姫『あぁー!!若菜!!直哉とっちゃイヤ!!』


若菜『とんないよ。てか、取れないよ!!』




直哉『柚、ウザイから!』


柚姫『ひどッ!!直哉ぁ〜』


直哉『どうでもいいけど、旭と竜樹と瑠季亜は?』


柚姫『もう皆、食堂行ってる。』


私たちは食堂に向かった。




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