†狼BOY×赤ずきんGIRL†
今は、幸斗の家に来ている。
幸斗『柚姫に何があったわけ?』
若菜『グスン………ゆじゅき……』
若菜は泣き出した。
瑠季亜『メールしても返事こないし、電話も出ないし……』
竜樹『ってか。直哉が電話したら出るんじゃね?』
旭『直、電話してみたら?』
俺は、柚姫に電話をした。
“ただいま、電源が入っていない他…………”
柚姫の声ではない、機械のような声が聞こえた。
直哉『出ない………あいつ、俺からの電話シカトこきやがって……』
竜樹『直哉でも駄目って強情すぎるだろ!!』
旭『確かに………』
いつもなら、あいつは俺が電話したらツーコール以内で出るのに。 しかも、用もないのにスゲー電話とかメールしてくるし…………
まぁ、それが楽しかったり……?
俺何柚姫誉めてんの?
やっぱ、ほっとけない。
直哉『俺、帰る……』
俺は鞄を持ちすぐに家を出た。
竜樹『ちょッ!!直哉?!』
そんな竜樹の言葉が俺の耳に届くことは、なかった。