幼馴染はアイドル!!
「そうそう。急に翔がベランダから飛び出したから、ビックリしちゃったよー。」
「な、夏樹君!!」
夏樹君もいた。
とりあえず、向こうに戻ってもらおうとしたときだった。
私の手首をぐっとつかんだ。
「おい、これ。」
「あー。それは、今日、なんか、えっと・・・」
事情を説明したいけど、ちょっと翔の顔が怖い。
「あの・・・摑まれて・・・。」
「それで。」
「その、危なかったときにおにいちゃんが助けに来てくれて・・・。」
「それって、ナンパ?」
「多分、そう・・・。」