幼馴染はアイドル!!
「私の家、ここだよ。」
「おっけー。」
「今日はありがと。」
そう言って、行こうとしたとき、紙を渡された。
「どうせ、また自分の中に溜め込むんだったら、いいなよ。これ、俺の携帯の番号とメアドだから。会いたかったら、別に行ってもいいし。ここの近くだし。」
顔を背けながらそういう姿はちょっと可愛かった。
私は
「ありがとう。」
と、満面の笑みで返しといた。
「それじゃ。」
行ってしまった後に気づく。
「・・・名前聞き忘れた・・・。」