幼馴染はアイドル!!
そして最後に、
「あと、この1つ上の先輩にもいるんですよ。名前は忘れてしまいましたが。」
・・・先生、言いまくりですね・・・。
鐘が鳴った。
もちろん、その後は2人に女子がみんな集まる。
沙織のほうに行こうと思っても、私にはその人ごみに行く勇気がない。
助けて。と瞳で訴えられたが、手を合わせて、ごめん。頑張って!というしかなかった。
席に座って、ちらりと翔を見る。
まさかあの翔がアイドルをやっていて、こっちに戻ってくるなんて思わなかった。
次の瞬間、ちらりと目が合った。
みるみるうちに顔が赤くなっていく。
そのまま席で顔を隠しながら授業が始まるのを待ち続けた。