幼馴染はアイドル!!

「誰?」

「しらねぇの?なんか、メッチャ可愛いって噂だよ?」

・・・え、アイツが?

俺はそう少しつぶやいた。


でも、前のグループにはその声は届かない。


「あー。俺見たよ。なんかツンデレだってー。」

「マジで?ふーん。ちょっといじってみるか。」

「はぁ?何言ってんだよお前ー。」

「いやぁ、ちょっとからかってみようって思ってさ。」

「いいよ、俺協力すっから。」

「マジ?じゃぁ、俺も俺もー。」

・・・何か起こりそうな予感だが、俺にはあまり関係ないか。


俺はそう思って、その男子グループを追い越した。





彼らは気づかない。


次の日、あることが起きた。


< 38 / 539 >

この作品をシェア

pagetop