幼馴染はアイドル!!
「できたー?」
「あ、いいの考えられたー?」
「うん。サイコー。」
肝試し組みが帰ってきて、料理組みが力強くうなずく。
「あのさ、ちょっと味見してくんない?」
「ご飯?」
「うん。ちょっと皆食べたんだけど、おいしいのかよくわかんなくって・・・。」
皆は笑顔で言っているけれど、目が笑っていない。
「え、ほんと?やった。おなかすいてたんだー・・・」
一人の男子が席に着く。
「はい、これ。」
目の前に置かれたのは真っ黒焦げの魚。
「えっと・・・。」
「あと、これも。」
そういって出されたのは、あまりおいしそうとはいえない見た目の山菜たち。