幼馴染はアイドル!!
*千里Side
なんだか最近私のことが噂になってから数日後、翔が休んだ。
この頃には、クラスのみんなのキャーキャーブームは終わっていて、沙織の周りにもあまり人が集まってこなくなった。
「はぁー。やっと静かになったよー。」
「お疲れさまー。」
すると、沙織はキッと私のことを睨んだ。
「私が助けてって言っても、助けてくれなかったくせに・・・。」
「ははは・・・。」
「もう・・・。まぁ、いいけど。」
沙織は笑って流してくれた。
そういえば。と沙織が言った。
「今日は、永瀬君お休みなんだねー。」
「・・・仕事じゃない?」