幼馴染はアイドル!!
そのころ後ろでは・・・
「くっそぉ!!!俺も千里ちゃんといきたかったぁ!!!」
「いや、お前は行けねぇだろ。」
「そうだけど、そうだけど!」
「まだ時間はあるぜ、相棒。」
そう抱きしめあう男子二人を横目に
「あらあらー?ふきげんそうねー。千里ちゃんが仲良く手をつないでるのがいやなのかしらぁ?」
「・・・。別に・・・。」
「あらあらー?素直じゃないのねぇ?まぁいいわ。二人で楽しんできてねー。」
先生と翔がこんな話をしておりました。
「が、がんばろうね・・・?」
おとなしい感じのめがねをかけた女の子が翔の手を握りながらそう言って、
「あぁ。がんばろうね。」
不自然な笑顔で翔が手をやんわりとはずしていました。