幼馴染はアイドル!!

私は小さくため息をつき、近くにあったいすに座る。

すると、先生がニコニコ顔でやってきた。

「で、どうだったのぉー?いいことあった?」

「え?何がですか?」

「吉崎君との恋はいかに!って意味。」

「えっと・・・なぜ?」

「なぁんだ。何にもなかったのねぇ・・・。ほかのことかはちょっといい雰囲気になっちゃったーとか言ってたからねー。」

「そう、なんですか・・・。」

「あ、じゃぁ、何があったか大雑把でいいから教えて?」

「えっと、最初普通に歩いてたら驚かされて、びっくりしてそこからびくびくしながら歩いて・・・・。」

「それで?」

「猫を見ました。」

「猫?」

「真っ黒い猫でした。黄色い目をした。すごくお腹が空いてる感じでしたよ。」

「そっか。ありがと。」

そう言って先生はさっさとどっかに行ってしまった。

次の人が来たのだろうか。

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