幼馴染はアイドル!!
私は椅子に座りながら先ほど見た猫のことを考えていた。
あの猫はまだ小さく、お腹を空かせていた。
私の方にすぐに近寄ってきたから、人には慣れているらしい。
「そういえば、先生普通にここはキャンプ場として使われるって言ってたな・・・。」
一般の人も利用していたのではないだろうか。
だとしたら、もしかして・・・
私はその真相を確かめるべく、席を立った。
「せんせーあのー・・・」
先生に話を聞こうとしたとき。
「それでそれで?どうだったのー?」
「はっはー、やっぱ気になっちゃいますかー。」
「そりゃそうよ。で、どうだったの?」
などと次に来た沙織と翔のペアにしつこく質問をしていた。