幼馴染はアイドル!!
今先生に話しかけるのは無理っぽい。
「おぉ?怖がりちぃちゃん、どうでしたか?」
そう茶化してきたのはもちろん・・・
「うるさい。」
翔だ。
皆さんは覚えているだろうか。
私は大の怖がりで、お化け屋敷も無理だし、肝試しなんかもってのほか。
実際には言わなかったけれども、怖くて怖くてしょうがなかったのも事実。
「ふっ。嘘ついてるだろ。」
「な・・・う、嘘なんかついてないし!」
「でも、悲鳴聞こえたぜ?キャーって。」
「あ、あれは、よよよ、そう。吉崎君の。」
「ふーーん。あ、でも聞いたぜ。一番最初に行ったやつが、千里がキャーーって悲鳴あげてたって。・・・抱きついたってのも・・・。」
「ん?最後なんて言ったの?」
「な、なんも言ってねぇし。」