幼馴染はアイドル!!
おいおい・・・。
確かにそっちのほうが楽だけれども・・・。
でもみんなは楽な方を選ぶ。
「まぁ、たまに山菜とかを混ぜれば。」
「そうだね。それでいこう。」
みんなは作業に取り掛かり始めた。
俺は千里に
「猫は向こうに連れていくぞ。」
そういって、腕を引っ張った。
その時、
「イて・・・。」
猫にひっかかれた。
「あ、だめでしょ!大丈夫だった・・・?」
心配そうに聞く千里。
「たぶん。後で消毒してもらうわ。」
「だめ。今すぐ。せんせーい。消毒液ってどこですか?」
そういって、今度は俺の腕を引っ張る。
その腕の中には猫はいない。
どうやら真理が受けとったようだ。
「こっち。」
そういって、向こうへ連れていき、
「手、だして。」
消毒液をかけてくれた。
「ん。ありがと。」
「ううん。私は消毒液かけただけだから。」
そう言って、小走りで戻っていく千里。
・・・今千里と目が合わなかった。
って、なに気にしてんだ俺・・・。
俺は小さくため息をついてみんなの方へ戻る。