幼馴染はアイドル!!

雑談をしていた女子が振り向いた。

「なにー?」

「山登り、どういう風に歩いてく?」

「適当でよくない?」

「え、それでいいの?」

「っていうか、軽い丘みたいなとこだってせんせー言ってたよ。」

「そ、そっか。」

そういって、男子の輪に戻る。

「じゃ、じゃあ、適当でいいんだよな。」

「あ、あぁ。特になにも言ってなかったし。」

「じゃ、じゃあ誰の隣に「男子ー。行くよー!」

「え、えぇーー!!」

そういって女子はみんな出発してしまった。

「く、くそぉーー!」

そう叫びながら走りだす男子をみて、先生が笑っていたことに気づいたやつはいただろうか。

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