幼馴染はアイドル!!

そんなこんなでご飯を食べ終わる頃にはすっかり夜になっていた。

「実に暗い。」

「星すげぇ見えるよー。」

「あれ、オリオン座じゃね?」

「あ、ほんとだ!!」

「・・・この季節に見えないよ・・・。」

「・・・。」

「あ、でも天の川だ!」

「・・・全然見えないけどね・・・。」

「・・・。」

「あ、もう、花火しようぜ。」

「・・・あぁ。」

馬鹿な男子どもの会話を横目に花火の準備をした。

花火は合計5パック。

豪勢なデラックスセットとゆうものらしい。

ちなみに小さな打ち上げ花火が全部で10個ついていた。

「んじゃ、ろうそくもセットしたことだし、」



「「「花火だぁ!!」」」



すると、みんなが一斉に花火を持ち、ろうそくにくっつけた。

しゃーーという音を出しながら、きれいな色の火花を出している。

「おぉ、すげぇ。」

わぁわぁと言いながら走り回る。

「危ないから、遊ばないでねー。」

「あぁー。」

すると早速一人こけた。

花火は向こうへ跳んでいき、地面に落ちた。

「ほら、言わんこっちゃない。」

ちなみにここは安全を考えて川の近くだ。

周りが燃えて火事になる心配はないが、

「っつ~~」

転んだらとても痛そうだ。

< 491 / 539 >

この作品をシェア

pagetop