幼馴染はアイドル!!
そんなこんなでご飯を食べ終わる頃にはすっかり夜になっていた。
「実に暗い。」
「星すげぇ見えるよー。」
「あれ、オリオン座じゃね?」
「あ、ほんとだ!!」
「・・・この季節に見えないよ・・・。」
「・・・。」
「あ、でも天の川だ!」
「・・・全然見えないけどね・・・。」
「・・・。」
「あ、もう、花火しようぜ。」
「・・・あぁ。」
馬鹿な男子どもの会話を横目に花火の準備をした。
花火は合計5パック。
豪勢なデラックスセットとゆうものらしい。
ちなみに小さな打ち上げ花火が全部で10個ついていた。
「んじゃ、ろうそくもセットしたことだし、」
「「「花火だぁ!!」」」
すると、みんなが一斉に花火を持ち、ろうそくにくっつけた。
しゃーーという音を出しながら、きれいな色の火花を出している。
「おぉ、すげぇ。」
わぁわぁと言いながら走り回る。
「危ないから、遊ばないでねー。」
「あぁー。」
すると早速一人こけた。
花火は向こうへ跳んでいき、地面に落ちた。
「ほら、言わんこっちゃない。」
ちなみにここは安全を考えて川の近くだ。
周りが燃えて火事になる心配はないが、
「っつ~~」
転んだらとても痛そうだ。