幼馴染はアイドル!!
「猫の件はこれにて終了っと。」

夏樹君が笑顔でムーンが入ったケースを叩く。

「にぃー。」

ムーンが不満げにないた。

「じゃぁ、次の件に移ろうと思います。」

急にかしこまった夏樹君が私の目の前に座る。

「最近さ、俺らの人気がうなぎ登りでさ。仕事が忙しくなってきたんだ。」

「そうなの?やったじゃん!」

私は笑顔でうなずく。

会うことが少なくなってしまう可能性は大きいが、彼らのことを色々なところで見れるのは友人として、ファンとして嬉しい。

だが、夏樹君は困ったように笑ったままだ。

私は不思議に思いながら、

「お茶、持ってくるね。」

そう言ってドアを開けた。

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