幼馴染はアイドル!!
「ムーンにご飯あげた?」

「あぁ。」

私も食べながらお兄ちゃんに聞いていく。

「飼う場所、ここでいいの?」

「他にないんじゃないか?」

「私の部屋は?」

「物が置けるところがないだろ。」

「そっか。」

会話が弾まない。

「ごちそうさま。」

お兄ちゃんが食器を片付ける。

私も食べ終わったので、一緒に片付ける。

「そうだ。千里に手紙が来てたぞ。」

そう言って、渡してきたのは茶色い細い封筒だった。

千里様、と丁寧な字で書かれている。

誰からだろう。

そう思い、中を覗く。

そこには一枚の黄色い紙切れとA4サイズの白い紙が入っていた。

私は自分の部屋に戻ると中身を確認した。
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