幼馴染はアイドル!!
今、翔がどういう風に思ってるなんて、考えてる暇、あった。
「・・・いや、ごめん。」
「別に。そんな思ってなかった。」
ムカ。
「アホ!」
私がそう叫んだとき、おでこに何かが当たる。
「イタッ!」
ちょっとなみだ目になりながら、当たったものを見る。
「紙ヒコーキ?」
「開けてみ。」
あけると、そこには翔のメアドが書いてあった。
「一応な。」
「べ、別に翔のメアドなんか欲しくないけど、一応もらっとく。」
「いらないんだったら、返して。」
「・・・。ヤダ。」
「なんなんだよ。」
そのとき、何か翔がつぶやいた。
「なに?」