幼馴染はアイドル!!

「あ、噂の千里ちゃん。」

「あ、こんばんはー。」

誰だか分かっていない様子の千里。

「うぅ・・・。翔ぅー、軽く流されたよー。」

まとわりついてく夏樹を睨む。

「邪魔だ。」

「ひで!もういいよ。」

少し俺のことを睨んだあと、きょとんとしている千里に、自己紹介をしていた。

「俺は、安藤夏樹。コイツと同じグループの人。」

人って・・・。

どういう紹介の仕方だよ。

すると、千里も理解したのか、

「あ!分かったよ!先生の。」

「そうそう。これからよろしくね。千里ちゃん。」

「こちらこそ。」

ニコニコ笑っている二人を少し見た後、千里に聞く。

「で、用件は?」

「む。せっかくあげようと思ったのに。」

千里の手には大きなタッパーが一つ。

< 66 / 539 >

この作品をシェア

pagetop