幼馴染はアイドル!!
「あ、噂の千里ちゃん。」
「あ、こんばんはー。」
誰だか分かっていない様子の千里。
「うぅ・・・。翔ぅー、軽く流されたよー。」
まとわりついてく夏樹を睨む。
「邪魔だ。」
「ひで!もういいよ。」
少し俺のことを睨んだあと、きょとんとしている千里に、自己紹介をしていた。
「俺は、安藤夏樹。コイツと同じグループの人。」
人って・・・。
どういう紹介の仕方だよ。
すると、千里も理解したのか、
「あ!分かったよ!先生の。」
「そうそう。これからよろしくね。千里ちゃん。」
「こちらこそ。」
ニコニコ笑っている二人を少し見た後、千里に聞く。
「で、用件は?」
「む。せっかくあげようと思ったのに。」
千里の手には大きなタッパーが一つ。