幼馴染はアイドル!!
ブーブーという夏樹を無視しながら、千里に言う。
「うまくなったな。練習でもしたのか?」
「えっと、その・・・。」
夏樹がにやりと笑って、言う。
「きっと、お前が引っ越した後でも、また帰ってきたときに手料理が振舞えるように練習でもしてたんじゃない?」
「そうなのか?」
千里は顔を真っ赤にさせて、
「べ、別に、そ、そういうわけじゃないんだからね!」
と、俺にタッパーを押し付けて家に帰っていった。
「わかりやす。」
「おぉー。俺の予想、図星かー。」
「お前、いろんな意味で怖いな。」
「そうか?」