幼馴染はアイドル!!
「あ、返信だ。」
けっこう早く来たので、焦ってたのかな、と勝手に予想。
だが、文も誤字がかなりあったので、俺の予想が的中したのが良くわかる。
「あ、ホントだね。お兄ちゃんの馬鹿って書いてある。」
「勝手に見るなよー。」
「にしても可愛いな。さっきの写真は。」
「素直じゃない感みえみえだな。」
「というわけで、くれ。」
「無理。」
「えぇー。」
「千里兄に殺されるぞー。」
「ひえーー!!」
「冗談。」
「おい。」
そんなことをしているうちに、夏樹の家に着いた。
夏樹の家は綺麗な白いアパートの2階。
都会で暮らすから、と親がたくさん金を用意してくれたらしい。