幼馴染はアイドル!!

私も、結局はどこに行くかわからないので、ポテポテとふてくされながらついていく。

「おはようございまーす。」

そう言って翔が入った部屋は、楽屋。

そこには、他のメンバーは全員揃っていた。

入って、すぐに聡先輩が気づく。

「あ、ゴメンネ。迎えに行こうと思ったんだけど、時間がなくって・・・。」

そう言って、私の顔を見た後、翔の顔を見た。

「翔に行ってもらったんだけど・・・、ちいちゃんゴメンネ・・・。」

そう言うと、私の頭をポンポンと撫でた。

私は少し照れて下を向いた。

「ふん・・・。」

その様子を翔が面白くなさそうに見ていたことに、私は気づかなかった。

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