俺様彼氏にはご注意ください。
その日の帰り
校門まで杏に来てもらった。
そこにはすごい剣幕の啓祐が立っていて
回りには女の子達は居なかった。
こんなときばっかり…
連れてこないんだから。
『ここまででいいの?』
『うん、ありがと』
しっかり言わなきゃ。
喧嘩なんてする前に
ふられちゃうまえに。
黙ったまま啓祐は歩いていくから
慌てて杏と別れてあとをついていく。
着いたのは公園のベンチ。
もう薄暗くて公園には
散歩してる人くらいしか人は居なかった。
『けぃ…すけ…?』