俺様彼氏にはご注意ください。



『早菜?』



驚く啓祐は目を見開けて
私を見てる。



私も怒鳴ってしまったあと、
しまったと思ったけどもう止まらなかった。



私が避けたかったことを
自分からしてしまっている。

頭でそう思っても
口が止まってくれなかった。



『もう嫌なの!啓祐の命令だって、話を聞かないのも、女の子達が啓祐と遊んでるのも!』


『ぇ…』



『こんなことなら、あの時、付き合ったときはっきり言えばよかったのよ…好きじゃなかったこと……』



違うのに……

こんなことを言いたいわけじゃないのに…



なんで…



『もう別れよう?……私の事好きなんて感じないもん…』




< 26 / 57 >

この作品をシェア

pagetop