俺様彼氏にはご注意ください。
ニッと笑う啓祐。
また早くなる鼓動。
だめだ…
やっぱり好きだよ…
不意討ちキス…
相変わらずの俺様口調。
全身がこの人を求めてる。
『っ……そんな顔…すんなバカ』
『へ、』
きっと、今顔真っ赤だ。
でも、啓祐のせいなのにバカって…
久しぶりにこんなに普通に喋れたよ。
それだけでも嬉しかった。
やっぱり
私が間違ってのかな。
『早菜!戻るぞ』
『で、でも』
『あいつに謝らせる』
そう言って啓祐はカラオケに戻るなり
男に無理やり謝らしてくれて
私はほんとの事を言うのができなくなって
しまった。
いつか言わなきゃね。