魅惑ボイス−それを罪と呼ぶのなら−





長閑な休日が一変。


不穏な休日になってしまった。


それは凛の携帯電話に掛かってきた1本の電話からだった。





『りん、せんぱ…っ』

『紗枝ちゃん?どうしたの?何かあった?』

『お兄が…っ』

『幹久先輩?』

『お兄が、』





―――――――襲われました。





紗枝から掛かってきたきた電話は幹久の危篤を知らせるものだった。【市立病院】に運ばれたらしく自宅でのんびりしていた凛は直ぐさまそちらに向かった。


そして真っ白い建物【市立病院】に着いた時幹久が絶対安静のため面会謝絶な事を知る。


そして外で待ってることにした凛が見たものは紗枝が病院内から、よたよた歩いて出てきたところ。
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