【完】時計屋「タイム」
「いいから・・・二人がお揃いで持っていて」






そう言うと海斗は歩に懐中時計を無理やり持たせて帰っていってしまった





「どうしよう・・・」




美穂が困った顔をしてると歩は冷静に言った





「もらっておこう」





「でも・・・」





「俺はこの懐中時計のおかげで美穂と会えたとは思ってない」





「え・・?」





「運命だったんだ、あいつのおかげで気づいたんだ」





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