【完】時計屋「タイム」
美穂は驚きながらも声のする方を見た




そこには、レジカウンターから顔を出している少年がいた




「な!なによ!どういう事!?」




「だから、変わり者だなって事」



「なによ!私のこと何も知らないじゃない」




「あぁ、知らないよ」




「大体、あんた誰よ」




「そういうのは自分から名乗るものだろ」




「な!私は、橘美穂!最近引っ越してきたの」




「ふ~ん、俺は時野歩この時計屋の息子だ」



「ふ~ん・・・・」



美穂がしばらく黙っていると



「ひやかしなら帰れよ!」



「!!!」



その言葉に美穂は目についた懐中時計を手に取りレジへ持っていった
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