Fate.LOVER        ~運命の恋人~
平気な顔してるけど
息が上がっている夏鳥を見て
私は話しかけるのをやめた


少し経って、
後ろを見ると
悪魔はいつの間にか
いなくなっていた

なんとか
ふりきれたようだった


「ちょいタンマ。
休憩させて」

そう言って夏鳥は私をおろした


「大丈夫?」

夏鳥は私が思っている以上に
疲れているようだった


「なんだよその顔、
こんくらい平気だっての。」

「ほんと?」

「ああ
俺は「黒四獣の中では
3位だもんな?」」

「っ!?」

夏鳥の言葉をさえぎる声


「逃げられたとでも思ってたのか?」

堂々と私たちの目の前に
あらわれた尾崎君
< 30 / 58 >

この作品をシェア

pagetop