Fate.LOVER ~運命の恋人~
04、違う世界で
朝―――――
「んんーー」
私は伸びをして目覚めた
ずっと寝ていたから
早く目が覚めてしまったようで
2人はまだ起きていなかった
私は起こさないようにそっと
立ちあがり、
洞窟の入り口に向かった
明るいところでみると
白狐さんは本当に真っ白だった
ルオンの寝顔もレアかな?
なんて考えながら歩いた
外に出ると真っ先に
どこまでも広がる緑の木々が
目に入ってきた
ここは洞窟というよりは
木の下?っていうか
自然の地下室のようだった
私は特にすることもなく
ただぼーっとしていた