Fate.LOVER        ~運命の恋人~

「和音ちゃん?」


ふいに名前を呼ばれて振り返る



とそこには人はいない


目線をおろすと

私の膝くらいの
高さにいる白い狐。



「白、白狐さんっ!?」



「はじめまして
あたしの名前はミファ」



魔界とは動物がしゃべるようです…



「あ、はじめまして!
私は…」


「和音ちゃん。でしょ?
確か苗字はアキヤマだったかしら
ルオンからきいたわ」


「そうです
ミファさん、ここは?」



「ミファ。でいいわ
和音ちゃん」


「ミファ…
んじゃ、私もちゃんはなしで」



「はぁい*」




ミファとはすぐに打ち解けて
いろいろな話をしてくれた

なんだか友達って感じで
親近感がわいた


ミファはこの森を仕切ってる
祠の神様ってとこらしい

ここの動物はミファを
リーダーとして
暮らしているんだそう

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