Fate.LOVER        ~運命の恋人~
「あたしね、人間の
世界に行ってみたいんだー」

「人間の世界に?」


「そう、人間の世界の
あたしはどんな姿なんだろうって。
背が高くてなんでも見渡せる
人間がうらやましい」


「ミファならきっと可愛いだろうな
でも、私は逆に動物になりたいよ?」


「え、どうして??」


「んー、空を飛んだり
自由に走り回ったり
したいから、かな?」



「ふふふ*」


「えー??」



「入れ変われる薬とか
あったらいいなって*」




「私がミファで、」

「あたしが和音!」



「「あはははは☆」」



ミファと話す時間はとても楽しくて
ここが魔界だなんてとても思えなかった

< 54 / 58 >

この作品をシェア

pagetop