Fate.LOVER        ~運命の恋人~
「え…あー…そうか。
そうだな、どうしよ。」


「どうしよって…」

私は思わず笑ってしまった


「なんだよ!
お前、さっきから
生意気すぎ。
俺が何だか分かってんの?」


そんな顔赤くしながら
言われても
全然怖くないんですけど




「ま、いいや
面倒くさいし。
和音、明日の正午に
学校の屋上に来い

俺は良い事を思いついた」


…正午って昼休みだっけ?


夏鳥はひとりで
うんうんと頷くと
教室を出ていった



えっと…

なんだあの人。


魔界がどうとか

ちょっと変なこと言ってたよね



その時、私は
まさかその運命の人が
彼だとは思ってもいなかった
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