frankly high school☆~24人の主人公~①
「麻栗…お前夜里に何したん?」
「……何もしてねぇ。ただ…」
「ただ?」
「何もねーって」
照魔はブスゥとした。
いちいち、何で話さんといけんのんか。
ホント、照魔と夜里は似てるよ。
気になったことはしつこく聞いてくる。
気も合うみたいやし…。
チラッと夜里を見た。
え…泣きよん?
まさか…俺が原因か?
うわぁ…やっぱ俺、サイテー。
どうしろってんだよ。
夜里の夢みて寝坊したとか言えねーじゃん。
ホントのこと言ったってどうこうなるわけじゃねーだろうし。
それに…俺は夜里を一回振ってる。
だから…今更好きだなんて言えねー。