frankly high school☆~24人の主人公~①
中庭に着いて椅子に座った。
少しの間無言が続いた。
そして先に口を開いたのは理冬だった。
「濱本のことが好きなんか?」
「は?」
「何か慰めてもらいよったし?」
「あぁ…あれは違うよ?相談にのってもらっただけ」
「何か触られよったやん」
さっきから何?
相談にのってもらいよっただけって言いよるやん。
「……」
それは確かに否定はできん。
でも…そういういやらしい行為をしよったわけじゃないもん。
「何の話?相談なら何で俺に言わんの?何でアイツなわけ?」
理冬のことで悩んでんだから理冬に相談とかできるわけがない。